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MkDocs Mermaid to Image Plugin

MkDocs環境でMermaidダイアグラムを静的画像として事前レンダリングし、PDF出力に対応させるプラグインです。

✨ 特徴

  • MermaidダイアグラムをPNG/SVG画像として事前レンダリング
  • PDF出力対応
  • 標準テーマサポート
  • キャッシュ機能による高速ビルド

開発ガイド

このセクションは mkdocs-mermaid-to-image プラグインの開発に参加するための総合的なガイドです。

前提条件

開発を始める前に、以下のツールがシステムにインストールされていることを確認してください。

  • Python: 3.9 以上
  • Node.js: 16.0.0 以上
  • npm: 7.0.0 以上
  • uv: 高速なPythonパッケージインストーラー
  • Make: ビルド自動化ツール

セットアップ

開発環境のセットアップは、リポジトリのルートで以下のコマンドを実行するだけです。

make setup

このコマンドは、Pythonの依存関係とNode.jsの依存関係をインストールし、pre-commitフックを設定します。

ローカルでのビルドとインストール

開発中にプラグインの動作を確認するには、ローカルでビルドしてインストールする必要があります。 ソースコードの変更を即座に反映させるために、編集可能モード (-e) でインストールすることを推奨します。

make install-dev

これにより、mkdocs.ymlmermaid-to-image プラグインを指定したMkDocsプロジェクトで、開発中のプラグインを直接テストできます。

よく使うコマンド

Makefile には、開発を効率化するためのコマンドが多数定義されています。

開発コマンド

  • make install-dev: 開発用に編集可能モードでパッケージをインストールします。
  • make test: すべてのテストを実行します。
  • make test-cov: カバレッジレポート付きでテストを実行します。

品質チェック

  • make check: 品質チェック(pre-commitフックと同等の内容)を実行します。
  • make check-security: セキュリティチェック(bandit + pip-audit)を実行します。
  • make check-all: 完全チェック(品質 + セキュリティ)を実行します。

MkDocsコマンド

  • uv run mkdocs serve: 開発用のローカルサーバーを起動します。
  • uv run mkdocs build: ドキュメントサイトをビルドします。
  • ENABLE_PDF_EXPORT=1 uv run mkdocs build: PDF生成を有効にしてドキュメントサイトをビルドします。

Mermaid CLI

  • mmdc --version: ローカルインストールされたMermaid CLIのバージョン確認。
  • npx mmdc --version: npx経由でのMermaid CLIのバージョン確認(フォールバック)。

利用可能なすべてのコマンドについては、make help を実行して確認してください。

開発ワークフロー

日常的な開発

  1. コード変更後:

    make check  # 品質チェック(自動修正含む)
    

  2. テスト実行:

    make test   # 全テスト実行
    

コミット前

make check  # pre-commitフックと同等のチェック

プルリクエスト前

make check-all  # 品質 + セキュリティの完全チェック

PDF生成テスト

ENABLE_PDF_EXPORT=1 uv run mkdocs build